本書は、学習ストラテジーの知識をしっかり押さえる理論編と、理論に裏打ちされたタスク例を紹介するタスク編の2部構成。自律学習できる学習者を育てることを目標に、メタ認知ストラテジーに焦点を当てた理論とタスクを紹介している。これから日本語教師を目指す人、日本語教師になったばかりの人はもちろん、新しいタスクを試みたいベテランの先生方にもおすすめ。
大胆な手法と発想で書かれた「日本語教育の過去・現在・未来」シリーズ。本書は、常に変わり続けるもの、そして誰もが見つけ出せるものとして文法をとらえ、新たな文法との関わり方を提案する。タスクによって文法観をあぶり出し(第1部)、解説書や教材での文法の扱われ方を振り返ったうえで(第2部)、実際に言葉を使う場面や教える場面を通して文法を見つけ出し(第3部)、これからの文法観を考える(第4部)という4部構成。
これまでの音声研究と音声教育を概観し、その現状と問題点を踏まえ、日本語音声教育とは――、実践研究とは――、教師養成とは――を論じた。音声教育を実践、研究しようとする方必見。音声教育観を刺激する1冊。
「教室」と聞いて思い浮かべるのはどんな場所だろうか。教師と学習者、机にいすと黒板…。教師が知らず知らずのうちに作ってしまっている「教室」イメージ、そして、そこに存在する「教師」と「学習者」、「授業」…それら暗黙となっているルールを指摘し、打破するきっかけとなる新たな「教室」概念と実践を紹介した1冊。ぜひ、本書を日々の教室作りに役立ててほしい。
教師をやっているとさまざまな問題や悩みにぶつかることがある。その解決の糸口になりうる、日本語教師の現状と実践、新しい考え方、日本語教師養成の歴史など、「教師」というテーマを様々な切り口で論じる。「教師」である「自分自身」について考えるきっかけになる1冊。
「社会」の動きと日本語教育の動きは密接な関わりをもっている。グローカル社会、多言語・多文化社会、移民の受け入れなど、今後の動きに際し、本書では「社会」と日本語教育の関係を具体的にわかりやすく、過去から現在、そして未来に向け、論じる。日本語教育能力検定試験対策としても有効な一冊。
特に話し言葉において、文末の表現形式は非常に多様だが、教科書ではあまり詳しくとりあげられないのが現状である。本書は、日本語の文を区切るものとして「文末詞」の存在を提案。伝達意図を文字や音声で表したものがひとつの文として成立するための必須要素として「文末詞」を定義し、その種類や重要性を論じる。
第二言語習得理論と実践を結びつけた画期的教材『J.Bridge』の初級編。学習者の気づきを意識化させ、運用力につなげる、初級には今までになかったタイプのテキストです。身近なトピック7つを3つのステップで繰り返すことにより、復習と新項目の導入を繰り返し、自然な運用力の向上を目指します。話題も豊富で飽きることがなく、楽しみながら身近な日本語を習得可能。
日本の看護・介護の現場で働く外国人のためのウェブサイト「日本語でケアナビ」がポケットサイズの用語集になりました。場面から・英語から・日本語からの3パターンで語彙と表現を調べることができます。専門用語はもちろん、現場で役立つ患者・利用者への声かけや同僚との会話なども、豊富なイラストとともに収録しています。コラム付き。現場で外国人に関わる日本人スタッフにもお勧めです。
「活動型日本語教育」の理論と実践を多角的に紹介した論集。多文化共生社会を支えるために、日本語教育は何ができるのか。この問いに対し、それぞれの論者が「協働」「学習者主体」「社会文化的アプローチ」「活動理論」などの理論に基づき、自分の経験に根ざした実践を語る。新しい日本語教育の可能性を教室実践から考えるための本である。
プロフィシェンシーを「~って何?(概念)」「~をどう測る?(評価)」「~をどう育てる?(実践)」の観点から概説。英語教育、OPI、JPT、JSL、SLA、教材開発など、様々な分野から9名の著者が分かりやすく論じます。
日本語学習教材の歴史をたどると同時に、68の教材について内容・特徴を詳述。教材選定はもちろん、日本語教育の概要・海外主要国の教育事情まで徹底ガイド! 現職の日本語教師・日本語教師を目指す人必携の1冊です。
教室でも独習用にも使える録音テープ付きのひらがな及びカタカナの学習書。語例・文例は基礎的なもので、入門期の会話学習にも役立つように配慮されている。また、すべての語にアクセント記号が付けられている。
「日本語5つのとびら」は学術目的の日本語を初歩から上級まで一貫して学べるシリーズです。留学生を主な対象とし、全く日本語を学んだことがないレベルから、日常会話・レポートや論文の執筆・ディベートやプレゼンなどの複雑なレベルまで、4技能を総合的に学習できます。インターネットを通して、ビデオ・聴解ファイルや指導のポイントをご利用いただけます(http://www.apu.ac.jp/tobira/)。
「日本語5つのとびら」は学術目的の日本語を初歩から上級まで一貫して学べるシリーズです。留学生を主な対象とし、全く日本語を学んだことがないレベルから、日常会話・レポートや論文の執筆・ディベートやプレゼンなどの複雑なレベルまで、4技能を総合的に学習できます。インターネットを通して、ビデオ・聴解ファイルや指導のポイントをご利用いただけます(http://www.apu.ac.jp/tobira/)。
このテキストは入学試験や大学の授業で小論文・レポートを書く必要がある日本語学習者を対象にした教科書です。入学試験の小論文の問題で出題された話題の中から主だった10の分野を選び、分野ごとに重要語彙を掲載しています。語にはすべて英語・中国語・韓国語訳つき。すべての漢字にルビ。それぞれの語に豊富な例文がついています。
自律を目指した個別対応型の日本語授業「チュートリアル」では、学習者が自らの学びを構築することを目標とする。本書には、執筆者らの4年間の実践の中で得られた事例やエピソードが紹介されているほか、様々な現場で応用するための手順やヒントが豊富に掲載されている。
11種の各教授法の第一人者である講師陣による、それぞれの教授理論の解説と現場の日本語クラスに応用した際のクラスの模様を再現した、全く新しい日本語教授法のテキスト。収録された教授法:オーディオ・リンガル・メソッド(中森昌昭)/GDM(片桐ユズル)/TPR(安達幸子)/サイレントウェイ(アラード房子)/CLL(横溝紳一郎)/サジェストペディア(鬼木和子)/ナチュラル・アプローチ(川口義一)/VT法(木村政康)/SAPL(三宅和子)/OPI(鎌田修)/異文化トレーニング(奥田純子)/コミュニカティブ・アプローチ