「わたしたちのことばを考える」シリーズ第3弾。既刊の『煩悩の文法』(定延利之)、『雑談の正体』(清水崇文)につづき、ことばのおもしろさを伝える一冊。本書ではフィラー、 指示詞を主なテーマとする。あってもなくてもよさそうな「えーっと」「あのー」などのフィラーにきっちりとした役割があることや、指示詞(こそあ)は案外「いい加減」なもので あることを見る。 きっちりとしていると思えばいい加減、いい加減と思えばきっちり。ルールで自分たちをがんじがらめにしたがり、一方でラクにしたい。そんな人間の複雑さをことばが見事に反映し ている。
【「わたしたちのことばを考える」シリーズ第2巻】
日本語読解学習支援システム「あすなろ」、日本語作文支援システム「なつめ」の開発の基盤となった研究を中心に、日本語教育、日本語コーパス、言語処理のそれぞれの分野の論文が17本、報告が1本掲載されています。言語学と言語処理の知見を応用した日本語学習支援の研究者にとって重要な1冊です。
本書で取り上げられる、言語学や日本語教育に関する幅広いテーマは、その分野に関心がある人に有用なだけでなく、専門知識がなくても興味深く読み進められる。これから専門的に学び始めようとする方が、言葉の持つ奥深さ・広がり・楽しさ、言語を研究することの多様性、言語を学んだり、教えたりすることの大切さ・難しさを感じるきっかけとなる。様々な意味で「ワクワク」を体験できる1冊。
2003年2月1日、国立国語研究所にて開催された国立国語研究所国際シンポジウムの部会内容をもとに編集した報告書。巻末には参考資料として、1996年9月21日に国連大学国際会議場で行われたパネルディスカッション「21世紀の東南アジアにおける日本語」の内容が掲載されています。開催から長い年月が経過していますが、両者に関連ある内容が多く、合本としての刊行となりました。