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日本語で考えたくなる 科学の問い〈上〉〔文化と社会篇〕

日本語で考えたくなる 科学の問い〈上〉〔文化と社会篇〕 田中祐輔(編)川端祐一郎・牛窪隆太・陳秀茵・張玥・庵功雄・前田直子(著)
発刊日 2022年4月1日
出版社 凡人社
定価 3,600円+税

1. 本書の特長ともくじ

「調べ・考え・伝える」活動を支援する探究・活動型のN1対応日本語教科書
本書では、自然科学・社会科学・人文科学など、広範な学問領域にまたがるテーマを扱っています。
分野の垣根を越えて学ぶことのできる構成と内容を通して、多彩な視点から私たちが生きる複雑な世界を捉え考察する力を身につけることができます。
そして、そのプロセスが日本語教育の手法により「調べ・考え・伝える」という三つの活動で展開されることで、
日本語能力試験N1に合格する力、および、アカデミックな場面で必要とされる日本語の語彙や文法を幅広く習得することができる
探究・活動型のN1対応日本語教科書です。

[特徴・内容]

具体的には、「コミュニティ」「ビジネスとテクノロジー」「スポーツと芸術」という三つの大テーマに基づき、
八つのレッスンが設けられています。様々な世界的な科学の問いを、日本語を通して考え、
人間の本質や当該テーマに対する日本や諸外国の動向について学ぶことができます。
各レッスンの冒頭の「アクティビティ」では、設定されたテーマについて日本語で調べ・考え・伝える24の活動が設けられています。
続く「本文」では、テーマを深めるクリティカルな視点で書かれた本文を読みながら、
高度な日本語運用力(日本語能力試験N1相当+α)としてアカデミック場面で求められる語彙・文法を習得するための
24の「言語知識に関する設問」、40の「読解トレーニング」、そして、得られた知見を自分の考えとして日本語で発信するための
16の「発展活動」が設けられています。さらに、日本語文法を様々な側面から解説するコラムと、
日本で学ぶ留学生の第一言語の約8割をカバーする「英語・中国語・韓国語・ベトナム語」の本文翻訳が掲載されています。

 

[扱われるテーマ・トピック]

上巻では、人間の「文化」や「社会」にまつわる学術的な研究を取り上げ、それらの背後にある、興味深い法則や傾向について考えていきます。
身近なトピックの中にも、実は我々の知らない事実がたくさん存在します。
専門家の示すデータや理論に触れながら、素朴な疑問について日本語で考え、日本語で対話し、ともに理解を深めましょう。

Lesson1 グループに分かれた争いを人間はいかにしてやめられるのか?
Lesson2 「多文化共生」は寛容な社会を作るのか?
Lesson3 人はなぜ「うわさ話」が好きなのか?
Lesson4 グループ討議はアイデアの生産性を高めるのか?
Lesson5 テクノロジーは思想や文化とは無関係に発展するのか?
Lesson6 人工知能はどこまですごいのか?
Lesson7 スポーツで「地元チーム」が勝ちやすいのはなぜなのか?
Lesson8 芸術はどのようなメカニズムで人の心を動かすのか?

2. 「活動用ワークシート」(無料ダウンロード)

レッスンごとに6種類のワークシートが設けられています。
アクティブラーニングをサポートし、本文の読解ではピアリーディング(プロセスリーディング、ジグソーリーディング)の
学習活動が行えるようになっています。
学生の興味関心に合わせてアクティブラーニングを取り入れた授業を実践することが可能です。
教室の環境に合わせて、適宜、アレンジしてお使いください。
使い方については、教科書pp.xiv-xv、
または同内容の「付録ワークシートを用いた本書の活用手法―アクティブラーニング型・活動型授業実践での使用方法―〕pdf」をご覧ください。
各活動で使用するワークシート(pdf)は、下記よりダウンロードしてお使いいただけます。

【レッスンごとに一括ダウンロード】
【種類ごとに一括ダウンロード】

3. 教室解説用のスライド資料(無料ダウンロード)NEW!!

本書では大きく分けて3種類の練習問題が豊富に設けられています。本文を通して学んだ言葉や表現の定着を図る「言語知識に関する設問」、
本文の内容理解を促進する「読解トレーニング」、テーマについてさらに考察を深める「発展活動」です。
以下に、各レッスンを3回の授業で進めるための授業解説用スライドを掲載します。
本冊の音声やワークシートを用いたアクティビティ、練習問題の解説などがすべて収録され、
本教材の特性を活かして教室活動が進められる構成となっています。
編集可能なPowerPointスライドをダウンロードできますので、より早い展開で授業を進められたい場合は、
解説部分や音声教材を省略いただくなど、適宜アレンジしてご利用いただくことも可能です。

*『日本語で考えたくなる 科学の問い〈上〉〔文化と社会篇〕』準拠 別売り教材

[レッスンごとに一括ダウンロード]<NEW!!>
「授業解説用スライド」の音声は、ポッドキャストでも聞くことができます。
『日本語で考えたくなる 科学の問い〈上〉〔文化と社会篇〕』準拠音声教材

※本オーディオブックは、通学中や自宅で楽しむことができる『日本語で考えたくなる 科学の問い〈上〉〔文化と社会篇〕』(凡人社)準拠音声教材です。
ユニットとレッスンの扉文・LABCAST・本文の朗読や会話音声が収録されていて、読者の皆さんやお使いの先生方の学習や教育活動を、音の側面から力強くサポートします。
また、凡人社公式Webサイト上にて、デジタル副教材として公開されているPowerPointのスライドにも同じ音声が収録されていて、Track番号が統一されています。
授業で解説する際に音声をご利用いただくことも、あるいは、宿題として音声をご利用いただくこともできます。自由にお楽しみください!

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